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用語集

フタル酸エステルとは

RoHS指令に後から追加された4物質を扱います。RoHS対応で見落とされやすいポイントです。

フタル酸エステルは、プラスチック(主にPVC)を柔らかくするための可塑剤として、電線被覆やケーブル、樹脂部品などに広く使われてきた化学物質群です。内分泌かく乱作用が指摘されており、EU RoHS指令で使用が制限されています。

RoHS指令での規制

EU RoHS指令(2011/65/EU)が制定された当初の対象物質は、鉛・水銀・カドミウム・六価クロム・PBB・PBDEの6物質でした。フタル酸エステル4種(DEHP・BBP・DBP・DIBP)は、その後の改正で2019年に対象物質として追加され、現在は合計10物質が規制対象になっています。

見落とされやすい理由

フタル酸エステル4種は、RoHS指令の「元からの6物質」に比べて対象になった時期が新しいため、古い社内資料や取引先の調査票では、対象物質として明記されていない場合があります。含有化学物質調査を行う際は、対象物質リストが最新の10物質(鉛・水銀・カドミウム・六価クロム・PBB・PBDE・DEHP・BBP・DBP・DIBP)に更新されているかを確認することが重要です。

閾値

フタル酸エステル4種の閾値は、他のRoHS対象物質(カドミウムを除く)と同じく、均質材料あたり0.1重量%です。ケーブルの被覆材や、可塑剤を使用したゴム・樹脂部品を扱う場合は、この閾値を超えていないかを確認する必要があります。

フタル酸エステルはいつからRoHS指令の対象になりましたか

2019年の改正で対象物質に追加されました。それ以前の元々の対象物質6種(鉛・水銀・カドミウム・六価クロム・PBB・PBDE)とは、対象になった時期が異なります。

フタル酸エステルの閾値はカドミウムと同じですか

異なります。カドミウムの閾値は0.01重量%ですが、フタル酸エステル4種の閾値は他の対象物質と同じ0.1重量%です。

可塑剤の代替品

フタル酸エステル系の可塑剤に代わり、非フタル酸系の可塑剤への切り替えが進んでいます。ただし代替品についても、新たな規制の検討対象になることがあるため、使用している可塑剤の種類を正確に把握し、継続的に規制動向を確認しておくことが実務上重要です。

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