JAMA・JAPIA統一データシートは、日本自動車工業会(JAMA)と日本自動車部品工業会(JAPIA)が共同で策定した、自動車部品に含まれる化学物質を申告するための統一様式です。2026年9月時点で公開されている最新版はver.4.22cです。自動車業界のサプライチェーンでは、chemSHERPAとは別に、このデータシートでの申告を求められることがあります。
chemSHERPAとの違い
chemSHERPAが業界横断で使われる汎用的な情報伝達スキームであるのに対し、JAMA・JAPIA統一データシートは自動車業界に特化した様式です。対象物質のリストや記載項目が異なるため、自動車業界向けの部品を扱っている事業者は、取引先ごとにどちらの様式(あるいは両方)で申告を求められているかを確認する必要があります。あわせてJAMA・JAPIAは「製品含有化学物質管理ガイドライン」(初版2022年12月26日)も公表しており、統一データシートの記載方法や考え方はこのガイドラインに沿っています。
IMDSとの関係
自動車業界ではこのほかに、国際的な材料データシステムであるIMDS(International Material Data System)も広く使われています。IMDSは主に欧米の自動車メーカー系列で使われ、JAMA・JAPIA統一データシートは日本の自動車メーカー・部品メーカー系列で使われる傾向がありますが、両方への対応を求められる部品メーカーも少なくありません。
実務でのつまずきどころ
統一データシートとchemSHERPAは対象物質のリストが異なるため、chemSHERPA用に整理した成分情報をそのまま流用できないことがあります。両方の様式で申告する必要がある場合は、部品ごとの成分情報を一元管理しておき、それぞれの様式が求める形式に変換して出力する運用にしておくと、二重管理の手間を減らせます。
chemSHERPAで申告していれば統一データシートは不要ですか
不要とは限りません。対象物質のリストと記載項目が異なるため、自動車業界の取引先から統一データシートでの申告を別途求められることがあります。取引先の要求を個別に確認してください。
統一データシートの最新版はどこで確認できますか
JAPIAの公式サイトで公開されています。バージョンが更新されることがあるため、申告の際は最新版であることを確認するとよいでしょう。