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用語集

PFOSとは

PFASの中でも規制の歴史が最も長い物質の一つです。

PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)は、PFAS(有機フッ素化合物)に分類される個別物質の一つです。撥水・撥油性や界面活性剤としての性質から、かつては消火剤や表面処理剤などに広く使われていました。ストックホルム条約(残留性有機汚染物質に関する条約)の第4回締約国会議(2009年)で附属書Bに掲載されて以降、国際的に規制が進んだ物質です。

日本での規制

日本では、化審法に基づき2010年に第一種特定化学物質に指定されました。第一種特定化学物質に指定されると、原則として製造・輸入が禁止され、限定された用途でのみ例外的に使用が認められます。輸入禁止対象となる製品のリストも定められています。

水道水質基準

2026年4月1日から、水道水質基準としてPFOSとPFOAの合計値50ng/Lという基準が施行されています。この基準は個別の物質ごとではなく、PFOSとPFOAを合算した値で判定する点が特徴です。

PFOAとの違い

PFOSとPFOAはどちらもPFASの代表的な個別物質ですが、化学構造や主な用途が異なります。PFOSは主にスルホン酸系の界面活性剤として、PFOAは主にカルボン酸系の物質として、それぞれ異なる用途で使われてきました。日本での化審法指定はPFOSが2010年、PFOAが2021年と、指定時期も異なります。

PFOSは現在も製造・使用されていますか

化審法の第一種特定化学物質に指定されているため、原則として製造・輸入は禁止されています。限定された用途でのみ、例外的に使用が認められています。

PFOSとPFASは同じ意味ですか

異なります。PFASは1万物質を超える化学物質群全体を指す総称で、PFOSはその中の代表的な個別物質の一つです。

過去の用途と現在の状況

PFOSはかつて消火剤(泡消火薬剤)や半導体製造工程、金属めっきの表面処理剤などに広く使われていました。現在は代替物質への切り替えが進んでいますが、過去に使用された消火剤が施設に残っている場合があり、環境中への残留が社会的な課題として取り上げられることがあります。

表記のゆれに注意

PFOSは「ペルフルオロオクタンスルホン酸」のほか、その塩やエステル類を含めて「PFOS関連物質」と呼ばれる場合があります。規制の対象範囲を確認する際は、単一の化合物だけでなく、関連物質を含む範囲で規定されていないかを確認することが重要です。

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