JAMP MSDSplus(エムエスディーエスプラス)は、chemSHERPAが導入される前にJAMP(現・CMPコンソーシアム)が定めていた、化学品(塗料・インク・樹脂・はんだなど)向けの含有化学物質情報伝達様式です。名前のとおり、SDS(安全データシート)の情報を土台にしつつ、含有化学物質の申告に必要な項目を加えた様式でした。
現在の位置づけ
JAMPが2016年4月にchemSHERPAの運用を開始したことに伴い、MSDSplusは成形品向けのAISとともに2018年6月29日に公開を終了しました。現在、化学品の情報伝達に使われているのはchemSHERPA-CIです。MSDSplusという名称のファイルを新たに作成したり、取引先に提出したりする場面は2026年9月時点ではありません。
SDSとの違い
MSDSplusはSDSそのものではなく、SDSの情報を参考にしながら作成する、含有化学物質申告に特化した別の様式でした。この関係性は現在も同じで、chemSHERPA-CIを作成する際も、原料メーカーから届くSDSの成分情報を出発点にしつつ、chemSHERPAの管理対象物質リストに照らして情報を整理し直す作業が必要です。SDSに書かれている物質と、chemSHERPAで申告が必要な物質は完全には一致しません。
古い書類が出てきたときの扱い
長期間取引のあるサプライヤーとの過去のやり取りの中に、MSDSplus形式の書類が残っていることがあります。現在の取引先への提出資料としては使えませんが、その化学品の成分構成を確認する社内資料としては参考になります。最新の取引にはchemSHERPA-CIでの再作成を依頼してください。
MSDSplusとSDSは同じものですか
別物です。SDSは化学物質の安全性情報(取扱い上の注意や有害性など)を伝えるための書類で、MSDSplusはそれとは別に、含有化学物質の申告に特化してJAMPが定めていた様式でした。
MSDSplus形式のファイルは今も作成できますか
2018年6月29日に公開が終了しているため、新規に作成する場面はありません。化学品の情報伝達にはchemSHERPA-CIを使います。